🔊 「差一点儿 (chà yìdiǎnr)」の省略形。口語で広く使われる。
副詞
📖 後に続く事態が話者にとって「望ましくないこと」か「望ましいこと」かによって、否定詞「没」を伴った場合の結果(実現したか否か)の解釈が異なるという特殊な文法規則を持つ。
1
(望ましくない事態について)危うく、もう少しで(〜するところだった)。
📝 後に続く動詞が「転ぶ」「遅刻する」など話者にとって望ましくない事態の場合、「差点儿」でも「差点儿没」でも「危うく〜するところだった(実際には〜しなかった)」という同じ意味になる。この場合の「没」は意味を持たない虚辞であり、安堵の気持ちを強調する。
路上太滑,我差点儿摔倒。
(Lùshang tài huá, wǒ chàdiǎnr shuāidǎo.)
道がとても滑りやすくて、私はもう少しで転ぶところだった。
今天早上堵车,他差点儿没迟到。
(Jīntiān zǎoshang dǔchē, tā chàdiǎnr méi chídào.)
今朝は渋滞していて、彼は危うく遅刻するところだった(遅刻しなかった)。
这辆车差点儿撞到我。
(Zhè liàng chē chàdiǎnr zhuàng dào wǒ.)
この車はもう少しで私にぶつかるところだった。
2
(望ましい事態について)もう少しで、惜しくも(〜できたのに)。
📝 後に続く動詞が「合格する」「勝つ」など話者にとって望ましい事態の場合、「差点儿」は「もう少しで〜できたのに(実際にはできなかった)」という遺憾を表す。一方、「差点儿没」となると「危うく〜できないところだった(実際にはできた)」という安堵を表す。
就差两分,我差点儿就考上大学了。
(Jiù chà liǎng fēn, wǒ chàdiǎnr jiù kǎoshàng dàxué le.)
たった2点差で、私はもう少しで大学に合格できたのに(不合格だった)。
这场比赛差点儿赢了,真可惜。
(Zhè chǎng bǐsài chàdiǎnr yíng le, zhēn kěxī.)
この試合はもう少しで勝てたのに、本当に惜しかった。
他跑得飞快,差点儿没赶上火车。
(Tā pǎo de fēikuài, chàdiǎnr méi gǎnshàng huǒchē.)
彼は飛ぶように走り、危うく列車に乗り遅れるところだった(間に合った)。
形容詞
📖 厳密には形容詞「差」+数量補語「一点儿」の省略形だが、一つのまとまりとして述語に用いられることが多い。
1
(品質や程度が)少し劣る、少し足りない、イマイチだ。
📝 基準や期待にわずかに達していない状態を表す。
这件衣服的款式不错,就是颜色差点儿。
(Zhè jiàn yīfu de kuǎnshì búcuò, jiùshì yánsè chàdiǎnr.)
この服のデザインは悪くないが、色が少しイマイチだ。
他的技术还差点儿,需要多练习。
(Tā de jìshù hái chàdiǎnr, xūyào duō liànxí.)
彼の技術はまだ少し足りないので、もっと練習が必要だ。
这道菜的味道差点儿盐。
(Zhè dào cài de wèidào chàdiǎnr yán.)
この料理の味は少し塩気が足りない。
⚖️ 類義語との比較
「几乎 (jīhū)」は客観的な事実の接近を表し、書面語・口語の双方で広く使われる。「差点儿」は口語的で、話者の感情(安堵や遺憾)が強く表れる。「险些 (xiǎnxiē)」は書面語的で、主に望ましくない事態(危うく〜するところだった)にのみ用いる。
更新日:
2026/09/10 07:54
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★★★☆ 信頼度74pt・品質チェック済み
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