🔊 埶 は「藝(艺)」および「勢(势)」の古字。「植える・技芸」の義では yì、「いきおい」の義では shì と読み分ける
動詞
古字。今日では字源・古文字学の文脈で用いる。
1
植える。苗を手にして土に植え付ける。「藝(=蓺)」の古字。
📝 この義で yì。古文字学的説明。
甲骨文的“埶”象人跪持苗木而种。
(Jiǎgǔwén de “yì” xiàng rén guì chí miáomù ér zhòng.)
甲骨文の「埶」は人がひざまずいて苗木を持ち植える形をかたどる。
古书“树埶五谷”,即种植五谷之意。
(Gǔshū “shù yì wǔgǔ”, jí zhòngzhí wǔgǔ zhī yì.)
古書の「樹埶五穀」は五穀を植えるという意味である。
“埶”后加“云”作“藝”,表种植与技艺。
(“Yì” hòu jiā “yún” zuò “yì”, biǎo zhòngzhí yǔ jìyì.)
「埶」に「云」を加えて「藝」となり、植えることと技芸を表す。
2
いきおい。「勢(势)」の古字として、権勢・情勢を表す。
📝 この義で shì。
先秦文献中“埶”多用作“势”,指权埶。
(Xiān Qín wénxiàn zhōng “shì” duō yòngzuò “shì”, zhǐ quán shì.)
先秦の文献では「埶」はしばしば「勢」に用い、権勢を指す。
文中“乘埶”即“乘势”,趁势之谓。
(Wén zhōng “chéng shì” jí “chéng shì”, chèn shì zhī wèi.)
文中の「乗埶」は「乗勢」で、勢いに乗るの意である。
训诂家指出此处“埶”当读为“势”。
(Xùngǔ jiā zhǐchū cǐ chù “shì” dāng dú wéi “shì”.)
訓詁学者は、ここの「埶」は「勢」と読むべきだと指摘する。
⚖️ 類義語との比較
「藝(艺)」は技芸・園芸、「勢(势)」はいきおい。両者はともに古字「埶」から分化した。
登録日:
2026/08/16 21:25
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