🔊 「大(大きな、莫大な)」と「款(資金、お金)」を組み合わせた言葉。
名詞
📖 1990年代の中国の社会経済の文脈や口語表現で用いられる俗語(スラング的表現)。
1
大金持ち、大富豪、成金
📝 1990年代初頭の「八五(第8次5カ年計画)」期や南巡講話以降の市場経済化、いわゆる「下海 」の波に乗って急激に巨万の富を築いた富裕層を指して爆発的に使われ始めた言葉。当時の中国社会において、経済開放の恩恵を受けて私財を成した象徴的な人物像を表しており、バブル的な熱気や一種の羨望・揶揄が込められていた。
90年代初,通过经商发家 M 先生成了远近闻名的大款 。
(Jiǔshí niándài chū, tōngguò jīngshāng fājiā M xiānshēng chéng le yuǎnjìn wénmíng de dàkuǎn.)
1990年代初頭、商売で財を成したM氏は、遠近に知られた大金持ちになった。
当年人们常把腰间别着大哥大的人视为大款 。
(Dāngnián rénmen cháng bǎ yōujiān bié zhe dāgēdà de rén shìwéi dàkuǎn.)
当時、人々は腰に「大哥大(大型携帯電話)」を挿している人を大金持ちとみなしていた。
虽然现在“大款 ”这个词用得少了,但它记录了中国私营经济起步时的社会风貌。
(Suīrán xiànzài “dàkuǎn” zhège cí yòng de shǎo le, dàn tā jìlù le Zhōngguó sīyíng jīngjì qǐbù shí de shèhuì fēngmào.)
現在では「大金持ち」というこの言葉が使われることは少なくなったが、それは中国の民営経済が立ち上がった頃の社会的風貌を記録している。
⚖️ 類義語との比較
1990年代の経済開放初期に生まれた「大款(dàkuǎn) 」は、商売で急に大金を掴んだ人(成金的なニュアンスを含む)を指す代表的な言葉であった。時代が下るにつれて、より現代的な富裕層を指す「富豪(fùháo) 」や、成金的で派手な振る舞いをする人を揶揄する「土豪(tǔháo) 」といった言葉へとトレンドが移行しており、中国の経済発展の段階とともに富裕層を表す言葉のニュアンスも変化している。
更新日:
2026/09/09 09:53
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