🔊 荆 jīng(楚の異称。また「拙荆」で妻の謙称)
名詞
文語的。複数の語義がある。
1
楚の国の人。楚人。荆は楚の別称。
📝 「荆」は楚の異称。
荆人善舟,惯于水战。
(Jīngrén shàn zhōu, guàn yú shuǐzhàn.)
楚の人は舟を巧みに操り、水戦に慣れていた。
此风俗为荆人所独有。
(Cǐ fēngsú wéi jīngrén suǒ dúyǒu.)
この風習は楚の人に特有のものであった。
荆人重巫祀,尚鬼神。
(Jīngrén zhòng wūsì, shàng guǐshén.)
楚の人は巫の祭祀を重んじ、鬼神を尊んだ。
2
融通のきかない愚か者のたとえ。《呂氏春秋》の「荆人涉澭(目印を頼りに夜、増水した川を渡って多くの兵を溺れさせた楚の人)」の故事による。
📝 《呂氏春秋・察今》の寓話に由来する比喩。臨機応変を欠く者の代名詞。
墨守成规,无异于荆人涉澭。
(Mòshǒu-chéngguī, wúyì yú jīngrén shè Yōng.)
旧例に固執するのは、荆人が澭水を渡る愚に等しい。
他做事死板,竟成了荆人一般的笑柄。
(Tā zuòshì sǐbǎn, jìng chéng le jīngrén yìbān de xiàobǐng.)
彼はやり方が杓子定規で、荆人のような笑い草になってしまった。
不知变通者,古人讥为荆人。
(Bù zhī biàntōng zhě, gǔrén jī wéi jīngrén.)
臨機応変を知らぬ者を、古人は荆人となじった。
💬 慣用表現
荆人涉澭
目印だけを頼りに情況の変化を顧みず失敗する。融通のきかなさのたとえ。
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2026/07/29 06:50
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