🔊 残 は多音字ではないが、ここでは動詞(残害)と名詞(残余の民)で用法が分かれる。
動詞
文語。
1
民を虐げる。人民を害しそこなう。
📝 「残」は残害する意。多く「残民以逞」など貶義で用いる。
苛政残民,天下怨愤。
(Kēzhèng cánmín, tiānxià yuànfèn.)
苛政が民を虐げ、天下は怨みに満ちた。
暴君残民以逞,终致众叛亲离。
(Bàojūn cánmín yǐ chěng, zhōng zhì zhòngpàn qīnlí.)
暴君は民を虐げてほしいままにし、ついには衆に背かれ孤立した。
为政者岂可残民而肥己。
(Wéizhèngzhě qǐ kě cánmín ér féi jǐ.)
政を執る者が、どうして民を苦しめて私腹を肥やしてよかろう。
名詞
文語。
1
戦乱や災厄を生き延びた民。疲弊し傷ついた人々。
📝 「残」は残余・傷ついた意。乱後の生存者をいう。
兵燹之后,残民流离失所。
(Bīngxiǎn zhīhòu, cánmín liúlí shīsuǒ.)
戦火の後、生き残った民は流浪して住む所を失った。
抚恤残民,是当务之急。
(Fǔxù cánmín, shì dāngwù zhī jí.)
疲弊した民をいたわり救うことが、当面の急務である。
劫后残民,元气大伤。
(Jié hòu cánmín, yuánqì dà shāng.)
劫難の後の生き残った民は、生気を大きく損なっていた。
登録日:
2026/08/17 00:53
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